当番世話人挨拶
第34回日本乳癌画像研究会
当番世話人 宮城 由美
(三井記念病院 乳腺センター長)
このたび、第34回日本乳癌画像研究会の当番世話人を務めさせていただく事となりました。
今回は2025年2月8日(土)、9日(日)の2日間、東京の皇居近くにあります一橋大学一橋講堂において現地開催させていただきます。ここ数年、COVIT-19の猛威により、学会もオンライン開催が主流となっておりました。オンラインでは、自宅や職場から気軽に参加ができるというメリットもある一方、会場で顔を合わせて議論する、あるいは気軽に話をしたり相談したりということができないデメリットもあります。今回は完全現地開催といたしました。是非現地にお集まりいただき、熱い議論を復活させていただきたいと思います。どうしても現地参加が難しいという方もいらっしゃると思いますので、後日オンデマンドでの配信を行う予定です。
今回のテーマは「新しい乳癌取扱い規約と画像診断」といたしました。
今後、乳癌取扱い規約 第19版が発行予定となっており、現在改訂作業を行なっております。前回の規約改定時には、画像診断の領域で混乱が生じました。今回はこのようなことをできるだけ少なくしたいと思い、新しい取扱い規約が意図する内容、改訂のポイント、そして今までの乳癌画像診断との対比など、翌日からの乳癌診療に落とし込めるような内容を考えております。規約委員の先生方にもご協力いただき、疑問点を解消できる会にしようと考えております。
もちろん、取扱い規約以外の企画についても考えております。特に、画像に興味を持ち始めた若い先生方や技師の皆様にも参加しやすいセッションを組みたいと思っております。
会場となります一橋大学一橋講堂は皇居の近くに位置します。まだ肌寒い季節ではございますが、皇居内を散策してリフレッシュしていただくことも可能ですし、少し足を伸ばすと東京ドームや、私の勤務先の三井記念病院があります秋葉原などもございます。現地にお越しの際には、会場周囲もお楽しみいただけると思います。
画像診断に関わる方々のみならず、乳癌診療に携わる全ての方々に役立つ内容を、と考えておりますので、是非皆様方の参加をお待ちいたしております。何卒よろしくお願いいたします。
最後に、この研究会を開催するにあたり、ご指導・ご協力いただきました先生方、企業の皆様ならびに関係いただいた全ての皆様に心より深く感謝申し上げます。