第34回日本乳癌画像研究会

会期:2025年2月8日(土)~ 9日(日) 会場:一橋大学一橋講堂(〒101-8439  東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター) 当番世話人:宮城 由美(三井記念病院 乳腺センター長)

プログラム

新しい乳癌取扱い規約、ここが変わった!

プログラムのご紹介

新しい乳癌取扱い規約で変更となった臨床編、病理編それぞれのポイントを具体的に解説する。これを聞けば取扱い規約の概要が把握できる!

新しい乳癌取扱い規約と画像診断 1

プログラムのご紹介

浸潤性乳管癌の3亜型のに変わる肉眼型分類、浸潤様式と間質量の評価など、画像と直接関連する変更点をより具体的に解説する。

新しい乳癌取扱い規約と画像診断 2

プログラムのご紹介

今回の取扱い規約で新しく加わる組織型の画像の特徴や、術前に正しく浸潤径を判定するために必要な画像診断などを検討する。

実践!診断カテゴリー判定〜こんな症例はどうする?〜

プログラムのご紹介

各モダリティの画像所見を統合して、推奨マネジメントを示す「診断カテゴリー」を適切に判定するには知識と経験が必要である。このセッションでは診断カテゴリー判定が悩ましい症例(たとえば検診MGまたはUSでカテゴリー3、精査施設での診断MG/USカテゴリーも3であった場合、診断カテゴリーを3:経過観察とするか4:生検とするかなど)にどう対応すればよいか、拠りどころとなる所見や追加検査法などについて議論したい。

超音波検査に必要なマンモグラフィ知識と検診における総合判定で撮るべき超音波画像

プログラムのご紹介

超音波検査で必要となる基本的なマンモグラフィの知識(用語や乳房の部位、病変の見つけ方や見分け方、トモシンセシスと2Dそれぞれから得られる画像情報の違いなど)について学ぶ。また、検診における総合判定のために必要とされる超音波画像の撮り方やマンモグラフィ判定を優先すべき所見、超音波判定を優先すべき所見についてセミナー形式で行う。

MRI実践セミナー:撮影・読影のお悩み解決

プログラムのご紹介

乳房MRIの撮像および読影における日常的な課題に対し、実践的な解決策を提案。撮像面では、新技術や拡散強調像の撮像法、実臨床での応用について検討する。読影面では、最新の診断基準に基づく評価法や報告書作成の要点を解説する。日常診療での乳房MRIに関する問題解決に貢献できるセッションとしたい。

AIを実臨床で用いるうえで直面する諸問題と対策

プログラムのご紹介

人工知能 (AI) に関する研究は急速に進んでおり、画像診断を含め多くの分野ですでに実臨床への応用も始まっている。そのため、AIが出来ることだけに注目するのではなく、実際に臨床の現場で使った際に生じる問題を理解する必要がある。このセッションではAIの使い方の注意点や倫理・法律面の問題などAIを使用する上で直面する様々な問題に焦点をあてることでその解決を目指す。

ラジオ波焼灼療法(RFA)による早期乳癌治療:画像診断の役割と新たな課題

プログラムのご紹介

早期乳癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)が2023年12月に保険収載され、新規約では術式のひとつとして掲載される。学会が認めた施設のみで施行するよう決められているが、承認施設は全国に分布し増加している。造影MRIを含む画像による適応決定、超音波で確認しながらの焼灼術、術後照射の3か月後にMRIと超音波で評価して針生検を行うなど、RFAに際して画像の役割は大きく、焼灼による変化を画像でとらえるという新たな課題も生じている。まず適応や方法、関連する画像診断のポイント等を、経験豊富な先生に解説していただく。さらに、すでに経験している施設から、画像的に興味深い症例などを持ち寄り発表していただき、広く情報共有したい。

自施設の乳腺超音波検査レポートの工夫〜施設独自のフォーマットやシェーマ、決まりごとなどについて〜

プログラムのご紹介

乳腺や乳腺領域リンパ節の超音波検査では複数の病変が見つかることも多く、部位や所見を正確にわかりやすく伝える工夫が必要である。各精密機関での決まりごとやシェーマの工夫、術前薬物治療や経過観察の際の工夫、自慢できる点や課題などについて具体的な例を用いて紹介する。 また、他院からの紹介レポートで困った点、改善策の提案などについても触れていただきたい。

症例カンファレンス

プログラムのご紹介

例年盛り上がる症例カンファレンス!今年はどんな症例が出てくるか?1例1例時間をかけてしっかり討論しよう。