第34回日本乳癌画像研究会

会期:2025年2月8日(土)~ 9日(日) 会場:一橋大学一橋講堂(〒101-8439  東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター) 当番世話人:宮城 由美(三井記念病院 乳腺センター長)

プログラム

更新日:2025年1月30日
プログラムの内容は、今後変更となる場合がございます。

2月8日(土)13:25~14:25 第1会場(2階 一橋講堂)

特別企画 1
スペシャル対談:石灰化の診断と治療 一言言わせてもらっていいですか?

プログラムのご紹介

岩瀬先生と秋山先生、久しぶりのスペシャル対談!
「今までは、組織やいろんな人に迷惑がかかっちゃいけないと回りくどい言い方しかできませんでしたけど・・・死ぬ前に一言言っておこうと・・・」とのことで、どんな話が飛び出すか、乞うご期待。

座長:
宮城 由美(三井記念病院 乳腺センター)
演者:
岩瀬 拓士(日赤愛知医療センター名古屋第一病院 乳腺センター)
演者:
秋山 太(正診会クリニック)

2月8日(土)16:30~17:30 第1会場(2階 一橋講堂)

特別企画 2
国際交流関係委員会企画:BI-RADS UpdateとGTCの国際多施設共同研究について

プログラムのご紹介

国際交流関係委員会は、日本の乳房画像診断の研究・開発を海外に発信し、積極的な国際交流を促進することを目的として設立されました。今年は、来年発刊予定のACR BI-RADS第6版と、新しい乳癌発症リスク因子GTC(Glandular Tissue Comportment)の国際多施設共同研究について取り上げます。BI-RADSの改訂ポイントについては、韓国ソウル大学のMoon教授に解説していただきます。GTCの国際多施設共同研究については、高松平和病院の何森亜由美先生にご紹介いただきます。このセッションの目的は、新しいBI-RADSとGTCに関する情報提供と情報共有です。

座長:
植松 孝悦(静岡がんセンター 乳腺画像診断科)
座長:
片岡 正子(京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断学・核医学))
演者:
WooKyung Moon(Seoul National University Hospital, Department of Radiology)

「BI-RADS Update: Key Changes in the Sixth Edition」

演者:
何森 亜由美(高松平和病院乳腺外科)

「新しい乳癌発症リスク因子GTCの国際多施設共同研究:GTCを知る!理解する!活用する!」

2月8日(土)9:20~10:40 第1会場(2階 一橋講堂)

セッション 1
新しい乳癌取扱い規約、ここが変わる! 臨床・病理

プログラムのご紹介

新しい乳癌取扱い規約で変更となる臨床編、病理編それぞれのポイントを具体的に解説する。これを聞けば取扱い規約の概要が把握できる!

座長:
津田 均(千葉メディカルセンター 病理診断科)
座長:
中島 一彰(静岡がんセンター乳腺画像診断科)
演者:
高橋 かおる(静岡県立静岡がんセンター乳腺外科)

「新しい乳癌取扱い規約、ここが変わるー予定です!~臨床編~」

演者:
山口 倫(長崎大学病院 乳腺センター/病理診断科・病理部)

「病理編における改訂点 (予定) について」

演者:
大迫 智(がん研究会 がん研究所 病理部)

「病理編・第2章「切除標本の組織学的取扱いと記載法」の改訂点」

演者:
坂谷 貴司(日本医科大学付属病院 病理診断科)

「病理編 〜バイオマーカー・治療効果判定(仮)」

2月8日(土)10:45~12:05 第1会場(2階 一橋講堂)

セッション 2
超音波検査に必要なマンモグラフィ知識と検診における総合判定で撮るべき超音波画像

プログラムのご紹介

超音波検査で必要となる基本的なマンモグラフィの知識(用語や乳房の部位、病変の見つけ方や見分け方、トモシンセシスと2Dそれぞれから得られる画像情報の違いなど)について学ぶ。また、検診における総合判定のために必要とされる超音波画像の撮り方やマンモグラフィ判定を優先すべき所見、超音波判定を優先すべき所見についてセミナー形式で行う。

座長:
大貫 幸二(宮城県立がんセンター)
座長:
中村 暁(京都大学大学院 医学統計生物情報学)
演者:
広利 浩一(兵庫県立がんセンター乳腺外科)

「総合判定の基礎を学ぶ:これだけは知っておきたいポイント」

演者:
大岩 幹直(国立病院機構名古屋医療センター)

「マンモグラフィの異常所見を超音波検査で確認する方法」

演者:
渡辺 恵美(三河乳がんクリニック)

「検診における総合判定の実際-マンモグラフィ(MG)所見に対して超音波(US)画像をどう撮像するか-」

演者:
坂 佳奈子(四谷メディカルキューブ乳腺外科)

「超音波技師が知っておくべき乳房トモシンセシスの基礎知識と検診における検査のポイント」

2月8日(土)10:45~12:05 第2会場(2階 中会議場 3・4)

セッション 3
AIを実臨床で用いるうえで直面する諸問題と対策

プログラムのご紹介

人工知能 (AI) に関する研究は急速に進んでおり、画像診断を含め多くの分野ですでに実臨床への応用も始まっている。そのため、AIが出来ることだけに注目するのではなく、実際に臨床の現場で使った際に生じる問題を理解する必要がある。このセッションではAIの使い方の注意点や倫理・法律面の問題などAIを使用する上で直面する様々な問題に焦点をあてることでその解決を目指す。

座長:
藤岡 友之(東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 先端人工知能医用画像診断学講座)
座長:
坂井 威彦(がん研究会有明病院 乳腺外科)
演者:
藤岡 友之(東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 先端人工知能医用画像診断学講座)

「画像診断AIの現在地:AIと人間、信頼すべきはどちらか?」

演者:
酒井 晃二(京都府立医科大学大学院医学研究科放射線診断治療学 臨床AI研究臨床AI研究講座)

「乳がん診断における診断補助技術の変遷:AI診断の前段階」

演者:
片岡 正子(京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座 画像診断学・核医学)

「画像診断補助AIソフトウェアを実臨床で用いるうえで直面する諸問題と対策(使い手の立場から)」

演者:
伊藤 倫太郎(名古屋大学大学院医学系研究科革新的生体可視化技術開発産学協同研究講座)

「臨床における医用画像AI使用における傾向と対策」

2月8日(土)14:30~15:30 第1会場(2階 一橋講堂)

セッション 4
新しい乳癌取扱い規約と画像診断 1

プログラムのご紹介

浸潤性乳管癌の3亜型のに変わる肉眼型分類、浸潤様式と間質量の評価など、画像と直接関連する変更点をより具体的に解説する。

座長:
高橋 かおる(静岡県立静岡がんセンター乳腺外科)
座長:
堀井 理絵(横浜市立大学附属市民総合医療センター 病理診断科)
演者:
大迫 智(がん研究会 がん研究所 病理部)

「浸潤性乳管癌3型分類に関連した改訂点 ~浸潤形態と間質量、非浸潤癌巣の種類と量~」

演者:
前田 一郎(北里大学北里研究所病院)

「乳癌の形態を分類する研究(肉眼/ルーペ像分類)」

2月8日(土)14:30~15:30 第2会場(2階 中会議場 3・4)

セッション 5
自施設の乳腺超音波検査レポートの工夫〜施設独自のフォーマットやシェーマ、決まりごとなどについて〜

プログラムのご紹介

乳腺や乳腺領域リンパ節の超音波検査では複数の病変が見つかることも多く、部位や所見を正確にわかりやすく伝える工夫が必要である。各精密機関での決まりごとやシェーマの工夫、術前薬物治療や経過観察の際の工夫、自慢できる点や課題などについて具体的な例を用いて紹介する。
また、他院からの紹介レポートで困った点、改善策の提案などについても触れていただきたい。

座長:
國分 優美(がん研究会有明病院 超音波診断・IVR部)
座長:
坂元 晴子(東京臨海病院)
演者:
柏木 貴光(兵庫県立がんセンター)

「兵庫県立がんセンターの乳腺超音波検査レポートの工夫」

演者:
濱崎 理香(糸島医師会病院 生理検査科)

「自施設の乳腺超音波検査レポートの工夫~施設独自のフォーマットやシェーマ、決まりごとなどについて~」

演者:
向井 理枝(聖路加国際病院 臨床検査科)

「当院における乳房超音波検査(任意型検診用)レポートについて」

演者:
岡山 有希子(静岡がんセンター生理検査室)

「当院のレポート作成の工夫点」

演者:
番場 智佳子(がん研究会有明病院 超音波検査部)

「精査機関病院としての乳腺超音波検査レポートの工夫」

演者:
岩本 奈織子(都立駒込病院 外科(乳腺))

「術前化学療法後の腋窩郭清省略時における超音波検査の工夫」

2月9日(日)9:00~10:15 第1会場(2階 一橋講堂)

セッション 6
新しい乳癌取扱い規約と画像診断 2

プログラムのご紹介

今回の取扱い規約で新しく加わる組織型の画像の特徴や、術前に正しく浸潤径を判定するために必要な画像診断などを検討する。

座長:
山口 倫(長崎大学病院 乳腺センター/病理診断科・病理部)
座長:
中島 一彰(静岡がんセンター乳腺画像診断科)
演者:
原 勇紀(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍外科学分野/長崎大学病院乳腺センター)

「充実乳頭癌 (SPC)と被包型乳頭癌(EPC)の病理所見と画像所見の関連」

演者:
白岩 美咲(姫路医療センター 放射線診断科)

「術前に浸潤径を正しく判断するために必要なこと〜MG、US(仮)」

演者:
山口 健(佐賀大学医学部附属病院放射線科)

「乳房MRIにける乳癌浸潤径の評価」

演者:
尾林 紗弥香(群馬大学医学部附属病院)

「乳癌前駆病変の画像診断と適切なマネジメント」

2月9日(日)9:00~10:15 第2会場(2階 中会議場 3・4)

セッション 7
実践!診断カテゴリー判定〜こんな症例はどうする?〜

プログラムのご紹介

各モダリティの画像所見を統合して、推奨マネジメントを示す「診断カテゴリー」を適切に判定するには知識と経験が必要である。このセッションでは診断カテゴリー判定が悩ましい症例(たとえば検診MGまたはUSでカテゴリー3、精査施設での診断MG/USカテゴリーも3であった場合、診断カテゴリーを3:経過観察とするか4:生検とするかなど)にどう対応すればよいか、拠りどころとなる所見や追加検査法などについて議論したい。

座長:
鈴木 昭彦(東北医科薬科大学)
座長:
鯉淵 幸生(高崎総合医療センター)

コメンテーター:

吉田 雅行(聖隷健康診断センター)

コメンテーター:

川西 佳奈(京都大学医学部附属病院)
演者:
奥野 敏隆(神戸市立西神戸医療センター)

「診断カテゴリーとPPV3による乳がん検診精密検査の精度管理」

演者:
河内 伸江(聖路加国際病院 放射線科)

「技師の立場からみた検診・診断カテゴリー判定について」

症例提示:

御勢 文子(神鋼記念病院)

症例提示:

瀬川 景子(日本赤十字社長崎原爆病院)

2月9日(日)10:20~11:50 第1会場(2階 一橋講堂)

セッション 8
MRI実践セミナー:撮影・読影のお悩み解決

プログラムのご紹介

乳房MRIの撮像および読影における日常的な課題に対し、実践的な解決策を提案。撮像面では、新技術や拡散強調像の撮像法、実臨床での応用について検討する。読影面では、最新の診断基準に基づく評価法や報告書作成の要点を解説する。日常診療での乳房MRIに関する問題解決に貢献できるセッションとしたい。

座長:
後藤 眞理子(京都府立医科大学放射線科)
座長:
本田 茉也(関西電力病院 放射線診断科)
演者:
大橋 一範(獨協医科大学埼玉医療センター)

「様々なシーケンスにおける乳房MRI Ultrafast Dynamic撮像条件の検討」

演者:
加藤 裕(名古屋大学医学部附属病院)

「拡散強調像・・・診療において必要な画質・画像の基本を「知る」」

演者:
松田 恵(愛媛大学医学部 放射線科)

「BI-RADS MRI レポート-Dynamic MRI」

演者:
金尾 昌太郎(天理よろづ相談所病院 放射線部)

「BI-RADS MRI レポート-マルチパラメトリック診断」

演者:
結縁 幸子(神鋼記念病院乳腺科)

「術式を決定する際に必要となる乳房MRIのチェックポイント「部分切除術、できそうでしょうか?」」

2月9日(日)10:20~11:40 第2会場(2階 中会議場 3・4)

セッション 9
ラジオ波焼灼療法(RFA)による早期乳癌治療:画像診断の役割と新たな課題

プログラムのご紹介

早期乳癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)が2023年12月に保険収載され、新規約では術式のひとつとして掲載される。学会が認めた施設のみで施行するよう決められているが、承認施設は全国に分布し増加している。造影MRIを含む画像による適応決定、超音波で確認しながらの焼灼術、術後照射の3か月後にMRIと超音波で評価して針生検を行うなど、RFAに際して画像の役割は大きく、焼灼による変化を画像でとらえるという新たな課題も生じている。まず適応や方法、関連する画像診断のポイント等を、経験豊富な先生に解説していただく。さらに、すでに経験している施設から、画像的に興味深い症例などを持ち寄り発表していただき、広く情報共有したい。

座長:
中平 詩(がん研有明病院乳腺外科)
座長:
髙山 伸(国立がん研究センター中央病院)
演者:
髙山 伸(国立がん研究センター中央病院)

「早期乳癌に対するラジオ波焼灼療法のプロトコールと必要な画像診断」

演者:
若狹 紗央里(東京都立病院機構 がん・感染症センター 都立駒込病院 外科(乳腺))

「単発限局性かつ1.5cm以下の病変における超音波・MRI検査と病理学的腫瘍径の相関について」

演者:
岩本 恵理子(国立がん研究センター中央病院 乳腺外科 放射線診断科)

「RFA焼灼時の焼灼手技・判定について」

演者:
藤澤 知巳(群馬県立がんセンター)

「RFA後の経過観察中の評価」

2月9日(日)13:15~15:15 第1会場(2階 一橋講堂)

症例カンファレンス

プログラムのご紹介

例年盛り上がる症例カンファレンス!今年はどんな症例が出てくるか?1例1例時間をかけてしっかり討論しよう。

座長:
久保田 一徳(獨協医科大学 埼玉医療センター 放射線科)
座長:
有賀 智之(東京科学大学 乳腺外科)

病理コメンテーター:

山口 倫(長崎大学病院 乳腺センター/病理診断科・病理部)

病理コメンテーター:

大迫 智(がん研究会 がん研究所 病理部)

コメンテーター:

佐竹 弘子(名古屋大学医学部附属病院 放射線部)

コメンテーター:

松林(名本)路花(国立病院機構九州医療センター 乳腺センター)

コメンテーター:

森 美央(東京都立豊島病院 放射線科)

コメンテーター:

鯨岡 結賀(筑波記念病院)

症例提示:

原 勇紀(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 腫瘍外科学分野)

症例提示:

原田 レオポルド大世(静岡がんセンター)

症例提示:

石坂 欣大(がん研究会有明病院)

症例提示:

飯田 瑞希(三井記念病院 乳腺内分泌外科)

2月8日(土)15:35~16:20 第1会場(2階 一橋講堂)

一般演題 1

2月8日(土)15:35~16:29 第2会場(2階 中会議場 3・4)

一般演題 2

2月8日(土)16:30~17:15 第2会場(2階 中会議場 3・4)

一般演題3

2月8日(土)12:15~13:15 第2会場(2階 中会議場 3・4)

ランチョンセミナー 1
マンモグラフィと超音波診断の未来 ー乳房画像診断を支えるAI技術ー

プログラムのご紹介

座長:
角田 博子(聖路加国際大学 聖路加国際病院 放射線科)
演者:
柏倉 由実(済生会松阪総合病院 乳腺外科)
共催:
富士フイルムメディカル株式会社

2月9日(日)12:00~13:00 第2会場(2階 中会議場 3・4)

ランチョンセミナー 2
非造影MRIによる乳がん検診の画像をどう診断するか

プログラムのご紹介

座長:
久保田一徳(獨協医科大学埼玉医療センター 放射線科)
演者:
高原 太郎(株式会社ドゥイブス・サーチ)
共催:
株式会社ドゥイブス・サーチ